らるごな暮らし

主婦らるごの暮らしのあれこれ
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 タンポポ
 2005年08月11日 (木) 07:01:25

男性が公園のベンチでソフトクリームを食べています
歯の治療をしたばかりで固い物が食べられないのです

その男性は、ふと、小さな子供がじっと自分を見つめているのに気が付きます

見るとその子は、かじりかけの生の人参を首からぶら下げています
人参と一緒にぶら下がっている札には
「自然食で育てています 食べ物を与えないでください」
との文字が
おそらくその子の親が書いたのでしょう

男性は少し考えます

...そして、食べかけのソフトクリームをその子に差し出します

その子は初め、当然ですが躊躇しています
でも、そのうち手をのばしてソフトクリームを受け取ります

おそるおそるソフトクリームをひとくちペロリ
その後は口の周りをベタベタにしながら夢中で食べるのでした



伊丹十三監督のタンポポの中のエピソードです

タンポポは流行っていないラーメン店を立て直すという本筋の合間に、食に関するエピソードがちょこちょこ挟まれているオムニバス形式の映画です

さて、上に挙げたエピソードですが、もしこの子が病気を患っていて、ソフトクリームを食べたことで悪化してしまったらどうするのかなどいろいろと考えることはあると思います
今は特にアレルギーなど食べ物に起因する病気が増えていますから

それに、そういった理由ではないにしろ、他の家庭の教育の邪魔をするとは何事だという意見もあるでしょう

やはりこの子にはソフトクリームをあげないという選択がいちばん無難に思えます

でも、何かひっかかるなあというのが正直なところ
「首から生の人参をぶらさげている」というあまりにも極端な例だからでしょうか

このエピソードを観てふと思い出したのは、
「会話も暖かみもないけれど栄養はばっちりなきちんとした食卓」と
「家族みんなで笑顔で囲むコンビニエンスストアの食卓」
のどちらが良いかという魚柄仁之助さんの言葉(ちょっと記憶が曖昧で不正確かもしれません)

こちらも極端ですが、最初にこの魚柄さんの例を読んだ時、迷うことなく後者を選んだことを覚えています
この選択はマクロビオティックを生活に取り入れている今でも、変わりません

タンポポに話を戻します
故伊丹監督がこのソフトクリームのエピソードをただ単に自然食に対する反感からなのか、それともオーガニックや添加物の入っていない食べ物を食べること以外にも大切なことがあると言いたくて撮ったのかはわかりません
どう受け取るかは観る方の自由ですし
でも食物を摂るということは、体だけでなく心にも栄養を与えるということを、忘れないようにしなくちゃいけないとあらためて思いました

どんなことでも、行動を起こすにあたって、はじめから最良の方法を見つけることなんてほとんど不可能でしょう
遠回りに思えるけれど「これでいいのかな?」と時には脱線しながら試行錯誤して進むのがいちばん近道なのかもしれません

なんだかいろいろと考えてしまいました
以前観た時は、「美味しそう」なんて思ってばっかりだったのに(笑)
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 COMMENT

  Title...上手く書けませんが・・・  b y fujitamanegi
「食物を摂るということは、体だけでなく心にも栄養を与えるということ」
ホントにその取りだと思います。
いくらきちんと理に適った栄養的にも偏りのない食事をしていたとしても、そのために会話がなく、お互いに無理に我慢しているなら、それは無言でサプリメントを並べ、無言で飲み下すのと同じだと思います。
食事は身体に栄養を与えるだけでなく、心に栄養を与えるものでなければ・・・食べる意味が無くなってしまいそうです。

決定的に確実なものは、行動する前から分かるものではなく、行動している中で段々と見えて来るものだと思っています。
私は、他人からすれば無駄足と思われるようなことばかりしていますが、それで良いって思います。要領が悪い人間であることを、ささやかな自慢にしていけたらいいなぁ、と思う。

思うままに書いたら、まとまりのないコメントになってしまいました。ごめんなさい。
「タンポポ」、まだ観たことがないので、観てみたいです。
2005.08.11 (09:19) * URL [EDIT]
  Title...はじめまして  b y JAZZ
はじめまして、初めてコメントします。
映画「たんぽぽ」の話、とても考えさせられる内容ですね。もう一度、この映画を観てみたくなりました。
うちの息子にもアレルギーがあるので、それを知らない方からの貰いものには注意が必要です。ただその方の好意に対して、失礼の無いようにお断りするのが難しい時もあります。親として、このような状況にもスマートに対応できるようになりたいと思っています。
2005.08.11 (12:15) * URL [EDIT]
  Title...>fujitamanegiさん  b y らるご
いえいえ 私こそ、何度も推敲したにもかかわらず結局まとまりのないままこの記事をUPしてしまいました(汗)

「起こることは全てその人にとって最良の事」と聞いたことがあります
想像もできないほど辛い体験をなさっている方にこんな事を言うことはできませんが、私自身が辛い時にはこの言葉を思い出すようにしています

fujitamanegiさんのささやかな自慢、とても素敵です
fujitamanegiさんのコメントを読んでいると、ちょうどこのブログの青い空と白い雲のようなさわやかなイメージが浮かんできます
2005.08.11 (17:36) * URL [EDIT]
  Title...>JAZZさん  b y らるご
JAZZさん、はじめまして

お子さん、アレルギーをお持ちなのですね
私も子どもの頃、ひどいアレルギーと喘息を患っていました
今はおかげさまで大分良くなりましたが、今思うと、私よりも母の方が大変だったように思います
自分の子どもが苦しんでいるだけでも辛いのに、周囲の無理解や非難とも向き合わなくてはならなくて

JAZZさんのようにお子さんのために頑張っている親御さんを、本当に尊敬します
2005.08.11 (17:54) * URL [EDIT]
  Title...楽しいのが一番の栄養・  b y macrobi papa
こんばんは、らるごさん。
同じテーマで書こうと思っていましたが
これ以上の文章はないと、思います。

たんぽぽ、好きな映画です。
病気で臨終間近のお母さんが家族のために
ごはんを作って、にっこり微笑むシーンが
一番好きでした。

2005.08.12 (02:32) * URL [EDIT]
  Title...忘れられない味  b y らるご
>病気で臨終間近のお母さんが...

ええ、あのチャーハンの味は、きっと家族にとって忘れられない味になるのでしょうね
この映画を好きと言ってくださる方、初めてですので嬉しいです

macrobi_papaさんの記事も、ぜひ読みたいと思います
2005.08.12 (06:54) * URL [EDIT]

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